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二人目を考えるママへ、VBACについてVol.150

更新日時:2014年08月22日(金) 
8月も後半になり、子供たちの夏休みをそろそろ終わりに近づいてきましたね。
さて、皆さん、VBACって聞いたことありますか?
二人目を考えているママさんの中には、まさに当てはまる方もいらっしゃるかもしれません。

今日のママコラムは、「VBAC」についてお伝えします。

【 VBACってなぁに? 】

帝王切開で出産をした人が、次の出産は経膣分娩することを
VBAC(ヴィバック)といいます。(Vaginal Birth After Cesareanの略)
一度帝王切開をしたママは、次の出産も帝王切開じゃないといけない、 というふうに思っている方もいらっしゃるかも知れませんが、 芸能人の阪下千里子さんもVBACで出産を経験されていますし、 国内外のデータでは帝王切開を受けたママの40~70%がVBACに臨み、 うち60~80%が成功、残りの方々は、 お産の進みが良くないなどの理由で途中から帝王切開になるというデータもあります。

◎そもそも帝王切開で出産をするママさんは一体どれくらいいるの?◎
日本で「帝王切開」により出産した人は、2011年の統計では、 総出産数104万人のうち19.2%にあたる約20万人。 妊婦さんの約5人に1人は、帝王切開により出産していることになります。
この20年間で、帝王切開による出産は約2倍に増えているといいます。
帝王切開

【 VBACのリスクとメリットを知ろう 】

VBAC では、VBACで出産をするにあたっての リスクとメリットはどのようなものでしょうか?

①リスク
・子宮破裂の危険性がが高くなる。
・子宮破裂が起こったら、胎児や新生児にいろいろな症状がでる。 ・母体の感染や輸血が多くなる。
最も危惧されているのは完全子宮破裂です。 しかも、子宮破裂の確実な予測は難しく、明確な判断基準もないため、 子宮破裂が起こるかどうかを完全に予測することも難しいのです。
また、分娩中に子宮破裂が起こっても特に症状も現れず、 すぐにわからない場合もあります。
完全子宮破裂となったら開腹手術が必要になり、 母体の子宮出血の止血困難などのために子宮摘出を余儀なくされる場合もあります。
出血多量となった場合は、母体はもちろんのこと、 胎児も低酸素状態にさらされる可能性があり、危険な状態に。
帝王切開の経験がない妊婦の子宮破裂は1万~2万人に1人の割合ですが、 VBACの場合だと、100人に1人とのデータもでています。

②メリット
・自然な分娩ができる。
・出血量や輸血量の減少 ・母体の回復が早い。
・すぐに赤ちゃんを抱くことができる。
・ごはんをすぐに食べることができる。
・退院が早い。
・分娩費用が安い
リスクばかりに目がいきがちですが、もちろんVBACのメリットもたくさんあります。
帝王切開後と自然分娩後の母体回復は、やはり全然違います。 帝王切開での出産では、産後、食事やシャワー、トイレや歩くことなど、 すぐに元通りの生活に戻れないのは、大きなストレス。
自然分娩だと、出産してすぐに元通りの生活を送れるようになります。 そして、何よりも嬉しいのは、出産してすぐにわが子を抱くことができること。 また、分娩費用が安く済むことも、嬉しいポイントですよね。

【 VBACができる条件 】

では、VBACができる妊婦さんの条件とはどのようなものでしょうか。
一般的には、次のようなものがあげられます。
・満37週~41週未満の正期産であること
・胎位異常のない単胎であること
・胎児が大きすぎないこと
・緊急に、帝王切開や子宮破裂になった場合、緊急手術ができること
・帝王切開をしたのが一回であること
・前回の帝王切開が横切開で、術後の経過が良好であったこと
・子宮筋腫核出術なとの手術既往、あるいは子宮破裂の既往がないこと
(※ただし、条件は病院によって異なります)

100%安全な出産はありません。 リスクをきっちり把握して、どんな事態になっても大丈夫かと自分で十分考えてみて、 次回はこういう出産をしたいという強い気持ちが必要です。
VBACを希望するのであれば、受け入れてくれる産院と良く相談をして、 思い切って今度は自然分娩で赤ちゃんを出産してくださいね。

次回もお楽しみに♪
 
 
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