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デング熱

今話題のデング熱、妊娠中にかかったら?Vol.152

更新日時:2014年09月05日(金) 
約70年ぶりに国内感染が確認された、「デング熱」。
東京の代々木公園でウイルスをもった蚊が増殖したとみられていて、先週あたりから、テレビなどでもかなり話題になっていますね。

重症化すると死に至るケースもあるという怖い病気ですが、聞いたことがない方も多いのではないで しょうか?

どんな症状?感染ルートは? 気になることも多いですが、特に妊婦さんなどは「妊娠中にかかったら、赤ちゃんに影響があるの? 」ということも、もっとも気になることでしょう。

今回のママコラムでは、「デング熱」についてお話します。

【 そもそも“デング熱”って? 】

・どんな病気?
デング熱 「デング熱」とは、ネッタイシマカやヒトスジシマカによって媒介されるデングウイルスの感染症です。
媒介する蚊が多く生存する、熱帯・亜熱帯地域、特に東南アジア、南アジアで多く感染が確認されて いますが、中国や台湾でも発症しているようです。
日本にはネッタイシマカは生息していませんが、 ヒトスジシマカは青森県より南は、沖縄に多く生息しています。

全世界では、年間約1億人の人がデング熱を発症しています。

症状には大きく、非致死性の熱性疾患であるデング熱と、重症型のデング出血熱やデングショック症候群という、2つの病態があります。

・感染ルートは?
蚊から人に感染する病気で、感染のルートを特定することは難しいようです。
蚊が感染した人の血を吸い、蚊の体の中で増殖したあと別の人の血を吸うことによって、デングウイ ルスがつぎつぎと蚊から人、人から蚊へと感染が広がっていきます。
ただし、人から人に直接感染は しません。
また、人によっては感染しても発症しないこともあります。
日本では長らく発症が確認されていませんでしたが、今回の場合、感染した人が来日し、その人が媒介蚊に刺されて伝染したのでは、と言われてます。

・どんな症状がでるの?
デング熱の症状は、高熱・頭痛・関節通など、風邪やインフルエンザの症状に似ています。
一般的な風邪の症状と異なるところは、
①熱(38~40℃)が出て、その熱が4~5日続くこと。さらにいったん下がった熱がまた上がる場合が ある。
②激しい頭痛。
③関節炎や筋肉痛。
④目の裏に痛み。
⑤発症後3~4日経過後、胸や体幹に小さな紅斑(こうはん)発疹がある。

このような症状が出ている場合は、感染の可能性があります。 ウイルスの潜伏期間は3~7日。まれに15日ほど潜伏していることもあるのだとか。

【 妊婦さんがかかってしまったら 】

感染し発症すると、インフルエンザのような症状が続くデング熱。
「妊娠中にかかったら、どうなるんだろう・・・」と不安がよぎるマタニティママも多いのではないでしょうか。

現在、デング熱にかかった妊婦さんの報告は少ない状況ですが、数症例から、妊娠中にかかってもおなかの赤ちゃんや母体には影響しないと考えられています。
デング熱にかかって流産した、早産した報告はありません。
また、おなかの赤ちゃんに先天的な異常があったという報告もありません。
ただし、妊娠中に発症した場合、垂直感染といって、妊娠中や出産時にママから赤ちゃんに感染する 可能性があります。

妊娠中の方は非常に不安になっていると思いますが、必要以上に心配しないでよいといわれています 。

とはいっても、おなかに赤ちゃんがいる妊婦さんにとって、高熱や頭痛といった症状はとっても辛いものですから、十分に注意してくださいね。

【 デング熱の予防法は? 】

予防のためのワクチンはありません(現在、開発中)。
ヒトスジシマカなどの活動時間は昼間です。
①木陰などによくいるので、長袖、長ズボンを着用し、虫除け(蚊除け)のスプレー剤を使用する。
②室内にいる時は、窓や玄関を開けっ放しにしないで、蚊取り線香などを使用して蚊は退治しましょ う。
③まわりに発熱する人がいたら、デング熱の疑いを否定できないので、早めに病院で受診してもらいましょう 。

有効な治療法のないデング熱です。かかっても対処療法のみの治療になるので、蚊にさされないよう に注意してかからないようにしてくださいね。

次回もお楽しみに♪
 
 
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