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発達障害の基礎知識Vol.49

更新日時:2012年08月31日(金)
「うちの子、なんだか他の子より落ち着きがないな」「なんだか育てにくいな…」お子さまを育てていく中で、こんな気持ちになったことはありませんか?
幼児や小学生に増えているという「発達障害」。産まれたばかりの子どもには関係ない、と思うかもしれませんが、実は発達障害は、生来のものなのです。しかし、発達障害は、人間の心の機能ともいうべき部分の障害であるため、とてもわかりにくく、理解されないところがあります。

一方で発達障害は、すでに幼児期からそのきざしがあらわれます。もちろん、すぐに「発達障害だ」と決めつけるのは良くありませんが、適切な対応は早ければ早いほど、お子さまの発達を促し、成長に合わせて少しずつ改善していくことができるのです。では、そもそも発達障害とは、どのような症状なのでしょうか?

【 日常の様子 】

・睡眠サイクルができてこない
昼間は目が覚めて夜間に眠るというサイクルは、脳の発達とともにできていきます。乳幼児期になっても多少の寝ぐずりや夜泣きはあるものですが、突然大声で泣いてそのまま長時間泣き続けるなど、度を超えているなら、
注意したい重要な兆候のひとつです。

・夜泣き
乳児の夜泣きは、昼間の出来ごとで恐い夢を見たり、おねしょなどがきっかけで起きてしまうこともあります。ただし、突然激しく泣き叫びながら起き、汗をかいて呼吸がはやくなり心拍数もあがるようなことが何日も続くようなら、一度お医者さんに診てもらったほうが良いでしょう。

【 コミュニケーション 】

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・母親や周囲の人を見ない
ママがしばらくいなくなっても平気、または授乳の際もママの目を見ようとしない、黙々と好きなことをする、などの症状があげられます。

・共同注意がない
親や大人が指したほうを見る行動を「共同注意」といいます。この行動がなく、要求がある場合は大人の手をひっぱっていく「クレーン現象」で示すなどの行動が見られる場合、自閉症や広汎性発達障害などが考えられます。

・抱きづらい
抱っこをするとそっくり返る、嫌がるなどで非常に抱きづらい、または歩き回るようになると、くるくる回ったり手をパタパタさせたりするなどの 症状が出る場合があります。

【 言葉の様子 】

・言葉がでてこない
言葉の出方は個人差が大きく、その子の性格にもおおいに差がありますが、2歳になっても全く言葉が出てこないときは、お医者さんに相談した方が良いでしょう。話かけた言葉の意味がわかっていて、身振り手振りで気持ちの交流ができているようなら、あまり心配せず様子を見ましょう。耳は聞こえているのに呼びかけても振り返らない症状が見られたら、自閉症の傾向が考えられます。

【 こだわり、興味 】

・こだわり的パニック
思い通りにならないと泣いたり騒いだりする子はいますが、度を超えているなら要注意。その状態が数時間続く、母親を殴るなどの暴力をふるうなどの症状がみられるなら、発達障害の可能性があるかもしれません。

・チック
まばたきをする、首をふる、顔をしかめる、一人で意味不明な声を出す、汚い言葉をくりかえし発言する、などの症状です。現在チックの原因は脳の機能の一部がうまく働いていないとされており、発達障害には含まれませんが、合併症で出ることがあります。

多くは自然におさまります。本人は無意識でやっているので、周囲が注意をするとかえって増強する場合もあるので、気にしないことが大事です。症状によっては慢性化や複合チックにならないよう、医療的なケアも検討しましょう。

【 行動の様子 】

・気が散りやすい
遊びが長続きせず、おもちゃを次々に出して散らかし、一緒に本を読もうと思っても最後まで聞いていることができないなどの症状です。

・脱走する
いきなり飛び出し、母親の目の届かないところまで平気で走っていってしまいます。「待ちなさい」と言っても聞こえないかのように走ってしまいます。

・大人の言うことをきかない
発達障害の子は、衝動性が強いので、がまんをしたり自分の気持ちをコントロールすることが苦手です。思い通りにならないと激しく泣き叫ぶことも、度々起こります。


発達障害は、不適切なしつけによって起こるものではありません。しかし、発達障害だと気づかれないまま子供が大きくなり、やがてさまざまな問題を起こしたときに「困った子だ」「母親のしつけがなっていない」など、お子さま本人とご家族が避難されることは、決して少なくありません。

これらはほんの一例ですが、もし自分のお子さまにこれらのような症状があてはまるのであれば、発達障害の可能性があるかもしれません。もし、少しでも今悩んでいるママがいるのであれば、自分ひとりで抱え込まず、
専門のお医者さんに一度ご相談してみてくださいね。
次回のコラムは「妊婦さんの秋の健康管理」です。



お楽しみに♪

【参考文献】
「赤ちゃんの発達障害に気づいて・育てる完全ガイド」
著者 黒澤 礼子
発行所 株式会社講談社
 
 
 
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