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妊娠中の旅行は安全?Vol.81

更新日時:2014年04月19日(金) 
新緑が美しく、汗ばむ季節になりました。
服装も軽くなって、ママも動くのがずいぶんラクになってきたのではないでしょうか。となると、旅行がしたくなってきませんか。
最近良く耳にする「マタ旅」という言葉をご存じでしょうか。マタニティ旅行の略で、『安定期』に入れば、旅行を楽しみたいというアクティブママが増えてきた風潮があるようです。 しかし、安定期に入れば、本当に旅行をしても大丈夫なのでしょうか。

そこで今回のママコラムでは、「妊娠中の旅行」についてお話します。

【 『安定期』とはどういう状態? 】

安定期というのは、赤ちゃんを流産・早産しない「安心な時期」という意味ではなく、胎児と母体をつなぐ胎盤の血管が完成する時期こと。
胎内の赤ちゃんに酸素や栄養を供給し、赤ちゃんから出る余計なものを排出する「通路」が完成するので、安定期=赤ちゃんが育っていく環境が整った時期 ということです。

この時期の胎児の状態は、身長は約25㎝にまで成長し、皮下脂肪もついてきて少しふっくらした様子になり、脳の中で運動機能中枢をつかさどる前頭葉も発達するため、手足をより力強く活発に動かすことができるようになります。
母体の状態は、全体的に皮下脂肪がついてきてふっくらと丸みを帯びた体つきになり、 授乳に備えて乳腺が発達し、ママがそろそろ胎動を感じる時期です。

このように安定期という言葉はよく誤解を生むのですが、トラブルがない時期が安定期、というわけではないのです。

【 マタ旅にはこんなところに要注意! 】

スーツケース 写真 ・体調の変化
例えば、環境の変化で便秘になるという女性は妊婦に限らず
多いのですが、旅行中に腹痛が起きたとき、それが便秘で痛いのか、胎児異常での痛みなのか、 本人には判断もつかないことがあります。
いつもなら何か不安になればかかりつけ医師に診てもらうことができても、 旅行中はそれができません。それに伴い危険性もあります。

・行き先の選定
テーマパークなどには危険がいっぱいです。立ちっぱなしで並んだり歩き回ったりしないと楽しめない施設なので、 体調に影響したり切迫早産徴候が出たりしやすいとも言えます。
行くなら、救急搬送の設備などの整ったところにしましょう。

・環境の変化
長時間同じ姿勢を強いられ、電車・バス・飛行機などの公共機関を使用する場合、おなかにはりが出ることもあります。もし体調を崩したとしてもすぐには降りられません。 まわりに気をつかって、身体に無理がかかる行動になると、母体にもお腹の子どもにも高いリスクが及ぶことになります。


海外旅行で長時間飛行機に乗る場合は特に注意が必要です。
飛行機に搭乗する際、気圧の変化や酸素濃度の低下により、耳鳴り・頭痛・息苦しさ・胸の圧迫感・呼吸がくるしくなるなどの症状が表れることがあります。

健康な人や妊娠していない方であれば、一時的な軽い体調不良を起こすだけで済みますが、 妊婦さんに関しては別です。心身共に不安定でデリケートな状態にありますから、急激な環境の変化に対応しきれず、吐き気どころか実際に嘔吐してしまうなど、体調を大きく崩す可能性があります。
また酸素不足のせいで、母体だけでなくお腹の赤ちゃんにも悪影響が及んでしまうかもしれません。妊娠中に飛行機に乗ることは、さまざまな危険をはらんでいるのです。

旅行にいくなら国内がオススメ

ゆったりしたスケジュールで、国内の温泉やリゾートなら夫婦二人のゆったりした時間を過ごすことができるかもしれませんね。
中には「普段じっくり読めなかった育児雑誌や名づけ本を夫婦二人でじっくり読めた」いう一石二鳥な時間を過ごしている人も!

【安全を確保するための対策】

マタ旅はあくまで自己責任。注意しなくてはならない点は多くあります。
妊娠経過は人によって異なりますので、ぜひ、主治医に相談されることをおすすめします。
通路側の座席を予約する
すぐに立って移動できるので、エコノミー症候群の予防になります。
・お手洗いに近い座席を予約する
妊娠中はお手洗いの回数が増えるためです。
・バルクヘッド席を予約する
バルクヘッド席は前スペースが広く、リクライニングで窮屈な思いをする心配もありません。
※本来は障害者や小さいお子さん連れの方のための優先座席ですが、事前相談で予約できる場合も。
・母子手帳をバッグに入れておく
健康状態や出産予定日など重要なことが書かれていますから、持参するのがベストです。
・マタニティマーク・タグを付ける
荷物に付けておくと、周囲に妊婦であることをアピールできるので気遣ってもらえます。
※JALやANAで提供しています

【旅行に持参するものは?】

・母子手帳と保険証
・宿泊先近くの産院連絡先 お役立ちグッズ
・ブランケットやバスタオルなど

万が一(出血や破水など)のときにも使えるし、寒いときのブランケット代わりにもなってとっても便利です。
・クッションなど
長時間の車の移動でさえも妊婦にとっては大変です。いつでも車内でゴロンとできるようにクッションや座布団を敷きつめて楽な姿勢でリラックスできます。
・マタニティパジャマ
マタニティパジャマがあると、お腹も冷えないし、夕ご飯のときや寝るときに楽ですね。温泉で暖まっても湯冷めしないように厚手の靴下も必須。
・お役立ちグッズ
つわり対策(アメ、梅干、お菓子、アロマ)、エチケット袋、使い慣れているシャンプーとリンス、 張り止めなど産婦人科医師に処方してもらった薬、尿もれパッド、ナプキン。 むくみ対策に弾性ソックス、マッサージグッズやマッサージクリームなど。


いかがでしたか?
これから産まれてくるお子さまと、母体でつながっているうちから旅に出かけることは、家族の将来を話し、確認しあうよい機会にもなりそうです。それがマタ旅の一番の魅力ではないでしょうか。
主治医と相談しながら、そして何より家族の理解を得て、安全で楽しい『マタ旅』を送れるように、正しい知識を持ち合わせていただきたいと思います♪

次回もお楽しみに。 
 
 
 
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